行政書士が学んだ!生活支援に必要な家政婦の知識と配慮

家政婦(夫)について勉強してみた

~生活を支える知識は、人に寄り添う力~

家政婦(夫)としてお客様の暮らしを支えるには、料理や掃除の技術だけではなく、「生活に直結する知識」を理解しておくことが大切です。

今回、あらためて勉強してみて、身近なことでも知らなかった知識がたくさんありました。
それはどれも暮らしをより豊かにし、そして人々に優しくできる学びばかりです。

暮らしの技と知恵

料理の知識:乱切りの理屈

材料の大きさに合わせて、場合によっては半分に切るなどしてから「乱切り」に入る――そんな手順を、ネットの動画で勉強しました。

乱切りとは、材料を45度の角度で切り、切るたびに材料を45度回転させる方法。形が不ぞろいに見えても、火の通りが均一になり、煮物などに味がしみやすくなるとのことです。理屈を知ると、何気ない「切る」という動作にも深い意味があると気づきます。
私は、魚肉ソーセージを切る時によく使った切り方です。
(最近は輪切りですが^^)

裁縫の知識:まつり縫いとチャコペン

まつり縫いも、ネットの動画で学びました。裾上げなどで使う縫い方で、布の繊維を1〜2本すくうように針を入れ、等間隔で縫っていくのがポイントです。

線をまっすぐ保つには「チャコペン」で印をつけておくとよい、という説明もありました。チャコペンなんて、40年ぶりに聞いた言葉かもしれません――懐かしさと同時に、小学校の家庭科の授業を思い出しました。
家庭科といえば、料理の授業のとき5の評価を貰った記憶がよみがえりました^^;

洗濯の知識:泳がせ洗いと漂白の科学

泳がせ洗い

泳がせ洗い」という言葉、耳にしたことはありますか?
私は初めて聞いたので、ググってみたところ――なぜか「釣り」の検索結果ばかりが出てきて驚きました。
(誤って「泳がせ荒い」と検索したからでした笑)

実際には、洗濯の用語です。薄手のブラウスなど、デリケートな衣類を優しく洗うときに使われる方法で、たっぷりの水の中で衣類を「泳がせる」ように動かすことで、摩擦を最小限に抑えます。
型崩れやダメージを防ぐ、やさしい洗い方です。

余談ですが、最近のお米のとぎ方に「泳がせ洗い」を勧めるHPがありますね。

漂白剤の世界

漂白剤にも種類があり、「酸素系」と「還元型」では作用が真逆だということを学びました。

  • 酸素系漂白剤:汚れを酸化させて分解。汗や皮脂の黄ばみなどを落とすのに効果的。
  • 還元型漂白剤:酸素を奪うことで鉄サビなどを無色化する。

「還元型漂白剤」という言葉は初めて知りました。
化学の理屈が日常の中でこうして役立っていると知ると、生活が少し面白く感じます。

漂白剤と柔軟剤の関係

勉強している中で、「えっ、漂白剤と柔軟剤って、一緒に使えないの?」という疑問が浮かびました。
洗濯機の投入口、分かれているけど両方に入れたらアウト?

調べてみると、同時に洗濯槽の中に入れるとお互いの成分が反応して、効果を打ち消してしまうようです。
なるほど――だから「一緒に使うと効果が弱まる」という表現になっていたのか・・・

きちんと順番に使われるようにと、現代の洗濯機には別々に入れる場所が作られているのですね。
まさに生活の知恵、人類の叡智!
知らなくても最適な洗濯環境が得られるように作られている。
こうして知識を得ていくと、現在の環境のありがたさ、「生活に寄り添った工夫」が身近にあることに驚きます。

寄り添うケアの知識

家政婦(夫)の仕事は、家事だけでなく、人の暮らしそのものに寄り添うことでもあります。
介護や子育て支援に関わる場面では、技術だけではなく「心の配慮」が求められます。

介護の基本:ボディメカニクスと心遣い

  • ボディメカニクス:身体の仕組みを理解し、最小限の力で安全に介助する方法。
  • 誤嚥の防止:食後30分は上体を起こして、逆流を防ぐ。
  • 脱健着患(だっけんちゃっかん):脱ぐときは健康な側から、着るときは患側から。
  • 羞恥心への配慮:入浴や着替え時等には、声かけや配慮を忘れずに。

こうした知識を学ぶたびに、家事の延長ではなく、「人の尊厳を守る仕事」であると感じます。

着物の知識:浴衣の前合わせ

浴衣の前後を説明するには、「言葉では難しい」と思っていたのですが、「家政婦(夫)から見て小文字の『y』になる」という覚え方を発見しました。
これは男女関係ありません。
ちょっとしたコツを知るだけで、自信をもって着付けをサポートできそうです^^;

子育て支援:共感と柔軟性

子育て支援のお手伝いをすることもあります。
ご家庭によって方針や考え方が違うため、それを尊重しながら関わる姿勢が大切です。

子育てに関し勉強するには、まず新生児・乳児・幼児などの定義を正しく理解することから始まります。
そのうえで、次のような知識も学びました。

  • 乳児の入浴は「顔 → 頭 → 体」の順。
  • 体調の変化があれば、すぐに保護者へ報告・相談。
  • 事故防止を第一に、けがをしたときは応急処置と連絡を最優先。
  • 共感力と柔軟性をもって、お子さんと保護者の気持ちに寄り添う。

子供は遊びの中で学ぶ――そして私たちは・・・こうして、日々の学びを重ねている最中です。

驚いた“生活の常識”

勉強を進める中で、「思い込み」に気づくこともありました。
たとえば、「賞味期限が過ぎた食品は販売できない」と思っていたこと。

実際には、期限を明示し、品質に問題がないことを確認すれば販売は可能なのだそうです。
もちろん、法的には可能であっても、事業者には責任が伴うため、販売してくれるとは限りません。


初めての一人暮らしのとき、卵の賞味期限が過ぎて泣く泣く捨ててしまっていたことを思い出しました。
正しい知識を持つだけで、食品ロスを防げるということも学びの一つです。
日々勉強だなぁ、とひしひし感じます。

学びの先にあるもの

包丁の角度、針の運び、洗剤の投入――どれも小さな動作ですが、その背景には深い知恵があります。
家政婦(夫)の学びは、単なる作業の習得ではなく、人の生活を思いやる力を育てていく過程となります。

こうして少しずつ生活の知識を積み重ねながら、お客様の「日常の安心」を支えられる存在を目指し続けられるのです。
楽しいと思いませんか。

 

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